お隣さんの引っ越しあいさつ

れぐ

2010年08月06日 16:38

7月の末にお隣さんが引っ越してから1カ月余り誰も住んでいなかった部屋に、先月の末新しい人がやってきました。
それまで何もとめられていなかった駐車場に軽自動車とバイクが置かれるようになり、電気のつかなかった部屋に明かりが灯り、「空き部屋もうまったかぁ」と思っていました。

一昨日の午前中、たまたま会社からお休みをもらって家にいるとき、部屋のチャイムが鳴りました。
空けてみると、そこには見たことのない男性が立っていて、誰だろうと疑問に思っていたら、
「隣に引っ越してきた○○です。よろしくお願いします。」
と言ってあいさつにきてくれました。
私「それは、わざわざありがとうございます。○○(私の名前)と言います。よろしくお願いします。」
とあいさつを返したところ、
お隣さん「これよろしかったらどうぞ。」
と、のしのついた水色のタオルを差し出してくれたのです。
そんな新しいお隣さんの引っ越しあいさつに、何とも言えない嬉しさを感じたのでした。

思えば、今私が住んでいるアパートに引っ越してから、何度かお隣さんが入れ替わりましたが、こんなにちゃんとあいさつをしてくれる人はいませんでした。

最初に私が住み始めるときからいたお隣さんは、気がつかないうちに引っ越しをしていて、いなくなったことにしばらく気がつきませんでした。

2番目のお隣さんはたまにあったりしたときに、少しあいさつをする程度。
転入してきた時も、転居する時も、たまたま玄関先で会った際に少しあいさつをしたくらいです。

そして3番目のお隣さんのこのあいさつ。
家族の多い世帯の引っ越しでは割と当たり前に思えるこのあいさつが、こんなに嬉しいものに思えるとは考えてもみませんでした。
もしかしたら、今は一人暮らし世帯同士でそういうことはなくなってきているのかも知れません。
寂しい世の中です。
防犯上云々の意見は人それぞれあったりしますが、それでも、こういう場面がもっとあることを願わずにはいられません。

関連記事